忍者ブログ
[23]  [22]  [21]  [20]  [19]  [18]  [17]  [16]  [15]  [13]  [12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

オンライン書店ビーケーワン:藤壺藤壺

現存する、世界最古の長編小説 紫式部 著「源氏物語」。
現在伝えられている54帖のほかに、
題名だけ

「かがやく日の宮」

と伝えられている帖があるそうです。
(藤原定家本注釈書「奥入」)
「このまき もとよりなし」
となっているそうですが、
きっとこんな話だったに違いないと、
瀬戸内寂聴氏が筆をとったのが、この本。

「源氏」好き、古典好きなので、
(原文じゃあ読めないけど)
面白く読ませていただきました。

そうですね、いまふうに簡潔に、
しかも「源氏物語」に興味がない人に
興味を持ってもらうために表現するなら、

『光源氏君、ついに道を踏み外す、の巻』

って感じですか。
これで歯止めがきかなくなって
兄帝の婚約者にちょっかい出して
左遷されたり、その先でやっぱり愛人作ったり。
そうなる前にだって、想い人の面影もとめて
未亡人の元に通ったり、幼児誘拐軟禁したり。

なんか、いまふうに表現すると
かなりスゴメのヤバメの人です。
(昼ドラになりそうだ)
でもって、その原因は
源氏の君がマザコンだったりするところに。


愛欲はあるけど(っていうか満載?)
出世欲とかお金とか関係ない、
育ちの良さがダークサイドを引き寄せないのね。
だから、内容がドロドロしてない。
やったことの酬いも受けるし、
縁のあった女人はきちんと面倒見るし。
出家したい、出家したいといいながらも思いとどまるし。
その理由がどれも女人絡みなのは、もうしょうがないか(^^;)

この、「しょうがないか」って思っちゃう所が
源氏の君の魅力なのかな。
「この男サイテー、信じらんない、なに考えてんの!」
と思って読み進めていても、いつのまにか
「しょうがないな〜〜〜この男は」
ってなっている。

そんなのは、管理人だけでしょうか。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
絶賛応援中♪
東のエデン公式サイト
Count
プロフィール
HN:
みょう。
性別:
女性
職業:
本整理。
趣味:
本読み。ゲーム。
Firefox 2 無料ダウンロード



誰でも参加できる読書コミュニティ 「たなぞう」
最新CM
最新記事
最新TB
ブログ内検索
アーカイブ
Copyright ©  でぃのBLOG  All Rights Reserved.
*Material by シェルの素材工場  *Template by Nahema
忍者ブログ [PR]